本ブログは、UiPath米国本社が発表したブログを翻訳したものです。 Palak Kadakiaは、UiPath米国本社のプロダクト・マネジメント部門バイス・プレジデントです。
ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を活用することで、単純で繰り返しの多い日々の作業を自動化し、生産性、従業員満足度、全社的な業務効率を向上させることができます。
RPAの取り組みを複雑で長時間に及ぶ業務プロセスにまで拡張すると、さらに大きく生産性が向上し、デジタルトランスフォーメーションの推進にもつながります。
より複雑なプロセスを自動化する際に直面する重要な課題のひとつは、人間による個別対応、個別相談、承認作業などが常に必要になることです。これを実現するには、ロボットが作業を続けている間に、人間が自動化プロセスに介入して必要な意思決定を行えるようなRPAプラットフォームが求められます。RPAの取り組みを拡張する際、このことが欠けたパズルのピースのように、必要な一方で手つかずになっていました。
UiPathは、この課題を解決する製品として、今回、UiPath Appsをリリースしました。UiPath Appsにより、単一のプラットフォーム上で人間とロボットがスムーズに連携し、エンドツーエンドの業務プロセスを自動化できます。UiPath Appsは、人間とロボットの関係をさらに強化する多様な機能を提供します。
UiPath Appsを利用することにより、ユーザーはタスク管理表から例外、エスカレーション、検証、承認を簡単に処理することが可能になります。一方、Unattendedロボットは、人間の判断が必要な時には自動的にタスクを作成して、そのタスクの完了を待つ間に別のジョブの実行を開始します。その後、必要な人間のサポートが得られたことが通知されると、中断していた自動化作業を再開します。このタスク処理においては、次のような特長があります。
ウェブベースのポータルに共有された一元化されたタスク管理表にアクセス可能
シンプルで直感的なアクセス管理とタスク割り当て
タスクは、フォルダーにグループ分けされ、タスクを割り当てられたユーザーはが別の担当者に再割り当て可能
スマートフォン用のUiPath Orchestrator Mobileアプリからもタスクを確認して対応可能。スマートフォンを持ってさえいれば、いつでも、どこからでも対応可能
UiPath Studioに組み込まれたLong Runningアクティビティを使用して、複数の自動化プロセスを1つにまとめて、ロボットと人間による一連のタスクの全体をワークフローに組み込むことができます。ロボットは、承認などが求められるユーザー別にタスクを作成し、キューに登録します。Long Runningアクティビティでは、以下のことが可能です。
長時間実行されているワークフローの状態を、UiPath Orchestrator上で一元管理
より多様なプロセスの自動化
タスク処理待ち状態でもロボットは新しい自動化プロセスを実行可能
業務プロセスを開始から完了まで自動化するには、複数のビジネス部門にわたって長期に渡って実行されるワークフローを単一の自動化プロセスとして監視できることが不可欠です。プロセス監視機能により、新たな管理画面でロボットの動作を確認することが可能で、ワークフロー全体でどのプロセスが、いつロボットによって処理されたかを一目で把握可能です。
プロセス監視では、以下のことが可能です。
プロセス実行の際のボトルネック特定と解決に役立つロボット、人間、およびトリガーの情報を取得
集中管理された画面からプロセス全体を見渡すことが可能
意思決定の質の向上と自動化ワークフローの最適化による効率性の向上
UiPath Appsにより、人間とロボットのスムーズな連携を通じて複雑な業務プロセス全体を自動化することで、RPAの取り組み拡大を支援します。「オートメーションファースト」の実現に向けて、UiPath Appsは人間の判断を自動化に組み入れる「Human in the loop」の機能を提供し、より多くのタスクを自動化することを可能にします。
UiPathを使って、スムーズな自動化を体感しませんか?
VP of Product Management, UiPath
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