UiPath製品の提供戦略の変更についてお伝えします。セルフホスト版製品を利用している多くのお客様は年1回のアップグレードを実施しており、今回のサイクルの変更はその頻度に適合した形となります。
今回の変更は、プラットフォームのトレンドについても反映したものとなります。UiPath Automation Cloud™またはUiPath Automation Suite(オンプレミス、AWS、Azure、GCP)によるセルフホスティングを通じて、UiPath Business Automation Platformの完全な価値の認識がより多くのお客様において進んでいます。また、新機能はこれらプラットフォームに深く統合した形で提供しております。これらの機能はAutomation CloudおよびAutomation Suiteの基盤となるプラットフォーム・インフラストラクチャだけでなく、プラットフォーム上の複数の製品に関連した機能を利用し、統合されています。
そこで、年間の製品のリリースサイクルを簡素化し、提供するアップデートの価値を最大化するため、下記の変更を行います。
セルフホスト版サーバー製品のリリースを、毎年10月の年1回のリリースに変更します。Automation Suiteおよびスタンドアロンサーバー製品の次のリリースは2024.10となり、翌年は2025.10のリリースを行います。
UiPathデスクトップ製品(Studio, Assistant, Robot)に関しても毎年10月にリリースが行われます。Automation Cloud™の新機能を活用するために必用な場合には、特別なリリースを行うこともあります。例えば、2024年には6月と10月にデスクトップ製品のリリースを予定しており、開発者とテスターに向けたUiPath Autopiot™を可能な限り早く提供していきます。
製品形式に対するリリースサイクルは下記の通りとなります。
セルフホスト版製品をご利用のお客様には、頻度を下げ、より豊富なプラットフォームのリリースを提供します。本変更により、年1回のアップデートを計画いただき、テスト作業や互換性の検証のコストを下げることができるようにしていきます。また、年次リリースに移行することで、UiPath製品開発チームにとっても、アップデートのリリース準備の時間を削減し、より多くの新機能を提供することに注力できることになります。
Automation Cloudでは2週間ごとのアップデートリリースのサイクルをこれまでと同じく継続していきます。Automation Cloudは多くのお客様にとってプラットフォームの価値を完全に実現するための最も包括的で最も簡単な選択肢であり続けます。
Windows上でRPAのコア機能のみを必要とするお客様向けに、スタンドアロンのサーバー製品(UiPath Orchestratorなど)も引き続きサポートを行います。すべての新機能をこの方法で提供することはできないため、プラットフォームの価値を最大化するためには、将来的にAutomation CloudまたはAutomation Suiteへの移行を計画することをお勧めします。
セキュリティアップデートやパッチの提供に関しての変更はありません。
我々は「クラウドファースト、顧客による選択制」を重視した取り組みを続けていきます。包括的なプラットフォーム機能と頻度の高い最新アップデートを求めるユーザーにはAutomation Cloudを推奨します。セルフホスティングソリューションが必要なユーザーには、LinuxとKubernetesの専門知識をお持ちであれば、最も機能豊富なセルフホスト版モデルであるAutomation Suiteを推奨します。
本件のリリースサイクルの変更、UiPathのテクノロジーへの投資から最大限の価値を生み出す方法について、ご不明な点やご質問がございましたら、UiPathアカウントチームまたはパートナーまでお気軽にお問い合わせください。
Director, Product Marketing, UiPath
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