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専門知識は不要!DXを加速させる ローコード開発プラットフォーム「kintone」とは?

専門知識は不要!DXを加速させる ローコード開発プラットフォーム「kintone」とは?
DXを加速させる

DXが加速する中、非IT部門の担当者間で話題になっているのが「ローコード開発プラットフォーム」です。

「ローコード開発」とは、コーディングをほとんど行わずにアプリケーションやシステムを開発することで、コーディングを一切行わない「ノーコード開発」とセットで語られることがよくあります。プログラミングの専門知識が不要なため誰でも使用できることが特徴で、現在さまざまなローコードツールが誕生しています。

6月10日に開催されたウェビナー UiPath Todayでは、昨今のローコード/ノーコードツールブームの先駆け的な存在である、情報活用プラットフォーム「kintone」を提供するサイボウズ株式会社から、営業本部 営業戦略部 アライアンス統括マネージャーの筆前直輝氏を迎えました。

UiPathからはプロダクト戦略本部ソリューション開発部 部長 柴田豊信も登壇。DXの最新状況やローコードツールの具体的なメリット、UiPathとの連携により得られる効果などについてご紹介しました。

「業務をもっともよく知る現場でシステム化したい」DXの流れは"内製化"と"アジャイル開発"へ

これまでのDXは、時間をかけてアナログ作業も併用しながら、デジタル化への移行・活用を進めるというスタイルが主流でした。またDXを推進する際は、外部ベンダーに依頼するケースも多く見られました。

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しかし「コロナ禍における働き方は、リモートワーク、ペーパーレス化などデジタルを前提としたスタイルへと大きく変化しました。DXの推進は急務になっています」と柴田は指摘。

また筆前氏も「多くの企業が、コロナ禍でプロジェクトの中断やベンダーとの連携が取りにくくなる、サポートも受けづらくなるといった課題に直面。結果的にシステム開発を内製化したい、アジャイル開発を自社内でできる力を身に付けたいという声が一気に増えました」と付け加えます。

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こうした動きのなかで注目を浴びたのが「ローコード/ノーコード開発プラットフォーム」です。 

「コーディングなどの専門知識がなくても使えるローコードツールを利用して、リモートワークに移行するために必要なシステムを社内で準備できたという企業も多いです。このローコード開発プラットフォームの価値は、ITの専門知識を持たない、実際に業務にあたっている現場の方が自分たちでシステム開発ができること。彼らは業務内容を熟知しているので、より効率的なDXが実現できることもあり、すでにローコード開発が当たり前の時代に入りつつあると感じています」と筆前氏は語ります。

プログラミングスキル不要。外部システムとの連携も簡単な「kintone」

ここで、ローコードツールのひとつである、サイボウズが提供する「kintone」について解説していただきました。 

「kintone」は、自分たちの業務に合わせたシステムを自分たちで作れるプラットフォームです。すでに業種や企業規模にかかわらず20,000社の企業で活用されています。

一般的に、データを紙やメール、Excelなどさまざまな形式で担当者ごとに管理していると、業務チームや部署内などの複数メンバーでの共有や活用が難しくなります。しかし、kintone上にデータを集約すれば、共有・活用がしやすくなります。 

さらにkintoneはローコードツールなので簡単に管理アプリを作れるだけでなく「顧客管理」「業務日報」「クレーム・問い合わせ管理」「案件管理・商談履歴」など100種類以上のアプリのテンプレートも提供しているため、導入後にすぐに利用をスタートできるという利点があります。

また業務内容に合わせて、プラグインまたは外部システム連携も容易であるため、柔軟に拡張できるという特徴もあります。UiPathもkintoneとの連携ができる外部ツールのひとつです。

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kintoneとUiPathを連携させるメリットは、業務の全体的な自動化が進むこと。筆前氏いわく「kintoneは、情報を集約したり共有するハコとしてのアプリケーションを容易に作成したりできる点が特徴ですが、決してkintoneだけで業務が完結するわけではありません。業務上、kintone以外のシステム同士のデータを連動させたいというニーズは必ずあります。その際にUiPathのようなシステム間を簡単につなぐことができるRPAがあれば、業務全体の流れを自動化でき、業務効率をより高めることができます」 

筆前氏が考えるUiPathの良さは「自動化がシンプルで使いやすいことですね。さらにkintoneと同様、使い手として非IT部門の方を対象としているので、組み合わせて使うには相性がとても良いと思います」。

柴田もその点について「kintone自体が非常に簡単に操作でき、さらにUiPathとの連携により自動化も簡単にできるので、結果的にDXを容易に、かつスピーディに進められる」と賛同します。 

kintoneとUiPathの連携で、約1700名が常に最新情報を共有・活用できる状況に

 最後に実際にkintoneとUiPathの両方を活用されている、みずほ信託銀行様の事例を筆前氏に紹介していただきました。 

「みずほ信託銀行様では、商品・サービス数が多岐に渡ること、また税制変更の対応も頻繁にあることから、kintoneを本部・営業店の約1700名の情報共有基盤として活用されています。

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営業担当者はタブレットを利用して、出先でも業務報告や情報活用がタイムリーに行えます。また本店ではリアルタイムでデータの集計・分析ができるので、業務のスピードアップも図れます。 

UiPathは社内の基幹システムに保管されている不動産や金融商品の最新情報を定期的に自動取得、kintoneのデータ更新を行うので、利用者は常に最新の社内の情報にアクセスできます。kintoneとUiPathの連携で、めまぐるしい情報の変化に容易に対応できるようになりました」

コロナ禍で、DXは急務であり必須といえる状況になりました。急激な変化に遅れをとらないためには、自社内でシステムの作成や運用を行えるようになることが必要です。そして、そうした体制づくりに役立つのが、ローコードツールとRPAの連携なのです。kintoneとUiPathを連携すれば、社内でバラバラに存在する情報を集約するためのアプリケーションを内製、共有しやすい状態で管理し、それらのアプリケーションやシステム同士をつないで自動化を進めるといった作業も容易に行うことができます。

UiPath Todayでは、このようにUiPathとの連携によりさらなる業務効率化を実現できるツールのご紹介や、UiPathを採用されたさまざまな企業の活用事例、製品機能に関するレクチャーなどをお届けしています。ぜひ下記からご登録ください。

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