Summarise:

UiPathのソリューション本部には、ソリューションの技術営業を担うコンサルタントが多数在籍しています。いわゆるプリセールスと呼ばれるチームで、お客様と対面しながら業務に潜む課題やニーズを理解し、最適な解決策をご提案しています。
今回は、UiPathユーザー企業からUiPathに転職してきたという独自の経歴を持ち、ソリューション本部でシニアセールスコンサルタントとして活躍する早坂俊彦にインタビューを行い、プリセールスの業務や、エージェンティックオートメーションの未来などについて話を聞きました。

ソリューション本部 セールスコンサルティング第3部 シニアセールスコンサルタント 早坂俊彦
早坂は、キヤノン株式会社に20年近く勤務した後にUiPathに職を転じるという、当社内でも比較的珍しい経歴の持ち主です。
キヤノン時代に早坂は複合機をはじめとするB2B製品のプロダクトマネジメント部門に所属し、QCD(品質・コスト・納期)管理を軸に、企画、開発、品質保証、製造、販売まで、製品ライフサイクル全体を統括していました。2015年からはCanon USAに出向し、南米をテリトリーとするビジネスオペレーションや事業企画を担当。さらなるビジネス拡大に向けた抜本的な構造改革を推進する中で、業務効率化を実現する手法やテクノロジーを検討し、UiPathにたどり着きました。
「私はCanon USAで、現地ビジネスを最大化する業務に携わっていました。その実現に向け、従来のビジネスオペレーションモデルを根本的に見直し、業務効率を劇的に高める手段を模索するミッションを担いました。様々なツールやテクノロジーを評価する中で私が出会ったのがUiPathでした」(早坂)
情報収集を重ねる中で、その革新性と可能性に確信を深めた早坂は、自ら独学で理解を深めるとともに、自部門の業務でトライアルを実施しました。実際の業務で具体的な効果を実証したことでチーム内の理解が広がり、最終的には関係部門の合意のもと、UiPathの全面採用が決定されました。
社内導入後、早坂はソリューション活用を拡大のための学習プロジェクトを推進するとともに、関係会社への展開活動にも取り組みました。その過程で、組織に起きた大きな変化を実感したといいます。
「UiPathを導入したことで、部署だけでなく、組織全体が大きく変わりました。業務が効率化されるという直接的な効果はもちろんですが、それ以上に大きかったのが“仕事は自分たちでデザインすることができる”という意識が広がったことです。それまでは私も含めて、既存の業務プロセスを正確に、早く、いかにミスなく実行することに注力していました。しかしUiPath導入後は“この業務は本当に必要なのか?”、”もっと良い手段があるのでは?”と問い直す文化が生まれました。これは単なる業務改善ではなく、組織の思考様式そのものを変える変革であり、同時に私自身のビジネス観を根底から問い直す経験でもありました」
社員が自分自身で生き生きと仕事をデザインしていく姿を目の当たりにして、早坂は、このテクノロジーを自分の会社だけで使うのはもったいない。もっと多くの企業で使っていけるようにならないだろうかと考えました。そこで、YouTubeやブログを使って情報を広く発信し始めましたが、その活動は、UiPathコミュニティに参加してさらに活発になっていきました。
UiPathコミュニティは、UiPathのユーザーが集まって情報交換会や勉強会を開き、最新のテクノロジーを共に学ぶための交流の場です。早坂はアメリカでの導入をきっかけにUiPathコミュニティへ参加しました。新しいテクノロジーを習得するうえで、コミュニティは大きな学びと刺激の場となったといいます。コロナ禍でオンライン開催が増えたこともあり、活動はさらに活発化。その積極的な発信と貢献が評価され、2020年にはUiPath MVPの認定を受けました。
UiPath MVPは、自動化分野において高い専門性を発揮し、コミュニティに大きく貢献した方々に与えられる認定です。世界でも選出人数は限られており、MVPとして認定されることで、UiPathから公式に認定されたという立場になるため、活動の幅が広がります。
「UiPath MVPには多用な専門性を持つ方々が選出されています。当時の私は、ITエンジニアとしての専門的なバックグラウンドを持っていたわけではなく、ユーザーの立場でテクノロジーを実践し、その価値を発信してきた点を評価して頂きました。」
自身が現場で苦しんでいた業務をUiPathに救われた経験があるからこそ、同じように困っている現場の方々を支えたい。外から語るのではなく、内側から変革を実現する側に立ちたいーーその思いがUiPathへの転職という決断につながりました。
「前職時代から一貫して大切にしてきたのは、ユーザー視点で語ることでした。その姿勢はテクノロジーが進化してAIが中核となった現在もまったく変わりません。ユーザーとしてMVPに選出されたときのスタンスは、UiPath社員となった今も、私の提案活動の原点です。」

早坂が、キヤノンに勤務していた時代に感じていたUiPathの最大の魅力は、『高度でありながら、誰もが使いこなせるテクノロジー』である点でした。
「世の中には高度な機能を持つツールは数多くありますが、それらを十分に活用するには専門知識や、プログラミングスキルなど、相応の学習と時間が必要になる場合がほとんどです。大きな効果を得るために、それだけの個人投資が求められるというのが一般的なイメージです。それに対してUiPathソリューションは、高度な機能を備えながらも、比較的少ない学習コストで活用できる点が大きな特長でした。得られる効果に対する投資効率が非常に高い。ユーザーの使いやすさを徹底的に追求した設計がされていることを、実際に活用する中で強く実感しました。」
また、前述したUiPathコミュニティについても、ユーザーとしては大きな魅力を感じていたと言います。
「UiPathコミュニティには、この素晴らしいツールをもっと有効に活用するために、みんなで楽しく学んでいこうという和気あいあいとした雰囲気があります。中には職務上で直接関係しているわけでもないのに、製品が大好きで参加しているという方もいます。私もそこでユーザーとしてたくさんのことを学ばせてもらいました。UiPathの社員の方々も参加するので技術的な知見や最新の業界動向などを聞かせてもらったりすることができる本当に有益な集まりです。そうしたオープンな姿勢や共に学びあう姿勢に触れて、外から見ていても魅力にあふれた会社だなと感じていました」
UiPathに入社して、自分の中でイメージしていた通りだったのは、社員の人柄の良さでした。仕事を進めていく上で周りメンバー同士が自然に支え合い、誰かが困って手を挙げればどこかから必ずヘルプが来る。そんな協働のカルチャーが根付いていることは、本当に素晴らしいと感じました。成果を競い合うよりも、互いの成功を後押しする空気がある。そうした環境は、安心して挑戦できる土台になっていると感じました。
さらに、入社前の想像を超えていたのが、一人一人の社員が持つ裁量の大きさでした。
「日々の業務の中で、“ここは変えられるのではないか”“もっと効率的な方法があるのではないか”といった課題が自然と見えてきます。当社では、そうした気づきをもとに自ら手を挙げれば、上司は反対するのではなく、“やってみよう”と背中を押してくれる。会社として変化に対して非常に柔軟で、自分の発想を自分自身がリードして形にしていける。その自由度の高さは、想像以上に刺激的で、やりがいのある環境だと感じています」
また、プリセールスという仕事においては、自身の転職を決定づけた、UiPathの製品が持っている革新力が、最大の価値になっていると話します。
「一般的なソフトウェア製品は、特定の部門や業務を効率化するものであり、その効果は企業内で完結することが多いと思います。しかし、UiPathのエージェンティックオートメーションは、部門を横断した自動化でプロセス全体を再設計できるプラットフォームです。企業全体の業務プロセスを変革できる点に、他にはない可能性を感じています。そんな構造的な変革をお客様と共に実現していけることが、プリセールスの醍醐味です」

最後に、日本企業が向き合っている課題について聞いてみました。
「多くの日本企業では、一人一人が担当する業務の幅が広くまた優秀な人ほど多くの業務を抱えています。本来時間をかけるべき価値創出と、付随する事務作業が混在してしまっている。しかし、人材不足が叫ばれる昨今の労働環境においては、それを構造的に整理する余裕がない。そこに根本的な課題があるのではないでしょうか」
ならば、どうすればいいのでしょうか?早坂は、単なる効率化ではなく、「業務構造の再設計」こそが鍵だと語ります。
「現在のUiPathのエージェンティックオートメーションであれば、個別の作業ではなく、プロセス全体を対象に自動化と最適化を進めることができます。さらに自動化のログを活用することで業務の流れが可視化され、例外や非効率が構造として浮かび上がる。そこから継続的に改善を重ねることで、変化し続けるビジネス環境にも柔軟に対応できるオペレーションが実現します。業務を単に”楽にする”のではなく、業務のあり方そのものを設計し直す。人を付随作業から解放し、本来向き合うべき価値創出へと導く。その基盤が、UiPathのエージェンティックオートメーションです。変化の激しい時代において、企業が持続的に成長し続けるために。ユーザーとして変革を経験した立場だからこそ、その価値を具体的な成果へとつなげていく。それが、私のプリセールスとしての役割だと考えています。」


Japan, UiPath
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