RPA導入を成功に導くためには、業務担当側のニーズの把握、開発担当側への適切なコミュニケーション、KPIやROIをはじめとする目標の設定・共有、導入フェーズごとの成果物の作成支援・管理が不可欠です。
UiPathアカデミーではこれまで、RPA概論や、StudioやStudioXなど使用するRPA開発者向けのコース、Orchestratorを使用する管理者向けコースなど幅広いトレーニングを無償で提供してきましたが、今回新たに、RPAプロジェクトにおけるコミュニケーションや成果物管理を担い、RPA成功の要となるRPAビジネスアナリスト向けのコースをリリースしました。
「ビジネスアナリスト」という言葉とその役割は日本ではまだあまり浸透していませんが、「業務コンサルタント」という肩書のもと、または組織内の RPA 導入事務局員の立場で、「RPA 推進者」として活躍されている方がいます。開発側がビジネスアナリストという役割を担うこともあれば、プロジェクトマネージャーが兼任することもあります。
RPA ビジネスアナリストは、RPA 導入・推進において、コミュニケーションの中心となり、特に業務担当と開発担当の橋渡し役的な存在として、非常に重要な役割を持ちます。また、必要となる資料を作成する役割を果たし、業務ヒアリング、 RPA 化対象業務の選定、RPA 化に必要な要件を定義し、業務プロセス定義書 (PDD)や業務フローの作成も行います。連携すべき関係各所の中心に立ち、どのような改善を検討し実行するかを判断するためには、求められるスキルが多岐に渡ります。
RPA ビジネスアナリストに求められるスキルと知識は以下が挙げられます。
業務改善手法の理解・分析力・業務改善施策への関与経験
RPA 導入により実現できることの理解
RPA 導入の流れの理解
RPA 導入により解決したい課題と効果を、適切に判断・分析・測定する力
業務内容と要件の把握
開発状況の把握
スムーズなコミュニケーションのために必要な資料の作成
対立を避け、RPA 導入による業務改善を推進するコミュニケーション力と忍耐力
図1 ビジネスアナリストの役割(UiPathアカデミー ビジネスアナリシスコースより)
今回新しくリリースした UiPathアカデミー RPAビジネスアナリシスコースでは、RPAビジネスアナリストの役割や求められるスキル、RPAジャーニーにおけるCoEの役割やその中でRPAビジネスアナリストが果たすべき役割、RPAジャーニーの各フェーズにおいて必要な成果物、RPAビジネスアナリストが使用するUiPathの製品などについて学習することができます。また、RPAに適した開発方法や、そもそも業務プロセスとはなにか?といった基礎的な考え方など、RPAプロジェクトを開始するにあたり知っておくべき包括的な知識を幅広く学習することができ、RPAビジネスアナリストを目指す人だけでなく、RPAのプロジェクトに関わるすべての人にとって有用なコースとなっています。
「今日からRPAプロジェクト推進の担当者になったが何から始めていいかわからない」といった方から、「すでにRPAの導入が進行中だがプロジェクトの体制や成果物について一度振り返りを行い改善したい」といった方、また「これまで様々なプロジェクトにおいてビジネスアナリストとして活動してきたがRPAプロジェクトのビジネスアナリストを担うにあたり改めて知識や方法論を整理しておきたい」という方まで、幅広く役立てていけるコース内容になっています。
UiPathアカデミーのRPAビジネスアナリシスコースは下記のような構成になっており、4時間程度で学習が可能です。
[RPAビジネスアナリシスコース構成]
RPAビジネスアナリストとは
RPAジャーニーとRPAビジネスアナリスト
RPA専門チーム(CoE)
RPAジャーニーにおける活動とCoEの役割
RPAジャーニーにおけるRPAビジネスアナリストの役割
推奨するRPA開発方法
RPAビジネスアナリストが担う3つの管理
業務プロセス改善方法の基礎
業務プロセスとは
業務改善と業務可視化
RPA導入の準備
RPA導入の目標設定
RPA化に適した業務の特徴
開発の優先順位付けと実装ロードマップ作成
ソリューション設計&RPA開発
ソリューション設計&RPA開発概要
進捗管理表
業務プロセス定義書
変更管理
ユーザー受け入れテスト
UAT概要
UATの準備
UATの実施
本稼働
本稼働前の準備
運用・管理・継続的改善
運用・管理・継続的改善
参考資料
関連用語
学習リソース
UiPathアカデミーでは、RPAに携わるすべての人がRPAについて深く理解し、プロジェクトを成功に導き、またキャリアを開発していくサポートとなるようなトレーニングを提供しています。
より多くのユーザーの方にRPAを学習していただき、業務効率化やキャリアアップを実現していただくために、UiPathは今後もUiPathアカデミーで良質なトレーニングコンテンツをお届けしていきます。
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トピック:
教育Japan, UiPath
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