本ブログは、UiPath米国本社が発表したブログを翻訳したものです。ボビー・パトリック(Bobby Patrick)はUiPath米国本社の最高マーケティング責任者(CMO)です。
「ハイパーオートメーション」という言葉を聞いたことがありますか?Gartner社は、2020年の戦略的テクノロジ・トレンドの第1位にハイパーオートメーションを挙げました(最近発表された「2020年の戦略的テクノロジ・トレンドトップ10」レポートを参照してください)。先日、60日間にわたりオーランド、バルセロナ、およびゴアで開催されたGartner Symposiumイベントで最も頻繁に議論された話題もハイパーオートメーションでした。
UiPathは、ハイパーオートメーションに対して大きな期待を持っています。UiPathが描くロボティックプロセスオートメーション(RPA)の未来と極めてよく整合しているからです。Gartner社のハイパーオートメーションに対する定義について、UiPathも総じて同意しています。
ハイパーオートメーションは、RPAが生み出す大きな勢いを足場としています。そして、ITと自動化の民主化によって先導され、あらゆる業界の労働者を日常的で反復的なタスクから解放することによってその勢いを加速していきます。また、ハイパーオートメーションは、さまざまな方法で業務を再定義します。
RPAが驚異的に成長してきた背景には、容易な自動化、および迅速な成果達成を可能にし、さらには、人工知能(AI)を適用して事業運営を改善する実証済みの行程などを提供してきたことがその根底にあります。ハイパーオートメーションはこの成功をさらに加速します。何よりもまず企業がRPAを始めることにより、他のどの技術よりも早くデジタルトランスフォーメーションを実現してきました。
UiPathが、ラスベガスで開催されたイベントFORWARD IIIにおいて、機能拡張された最新プラットフォームをリリースしたことで、今やRPAはタスクベースの自動化を超えて、一層複雑なプロセスと長時間にわたり実行されるワークフローをサポートするようになりました。ソフトウェアロボットは、ビジネスプロセス全体でビジネスユーザーとやり取りできるようになり、カスタマーエクスペリエンスと顧客満足度の向上に直接インパクトを及ぼします。言い換えれば、自動化できそうな仕事はすべて、将来必ず自動化されるのです。
今日の「自動化」とは、以前はほとんど手作業だったタスクや、人が大変な努力を重ねなければできなかったタスクを肩代わりする技術の活用を指します。これらの種類のタスクは、自動化により従業員の貴重な時間を節約し、より付加価値の高い作業に集中できるようになるため、一般に自動化、特にRPAにとって適用する絶好の機会として受け止められています。
現在、ハイパーオートメーションは自動化を検証している段階にありますが、RPAと破壊的技術を組み合わせて、エンドツーエンド(一気通貫)の自動化ソリューションでどのように使用できるかを示そうとしています。ここでいう破壊的技術とは、人工知能(AI)、機械学習(ML)、プロセスマイニング、意思決定管理、および自然言語処理(NLP)などを指します。
ハイパーオートメーションは、新しいツールと技術を継続的に使用し、さらに多くの従業員が関与し、次世代のビジネスプロセスの自動化を加速していきます。
Gartner社が戦略的テクノロジ・トレンドの第1位にハイパーオートメーションを選出したことは、当社のビジョンである「オートメーションファースト」思考と、現在および将来にわたる製品戦略・ロードマップとも完全に整合しています。
オートメーションファースト思考は、ユーザーに対して、ヒューマンエンゲージメント、創造性、および生産性を優先する未来の仕事を想像することを奨励します。オートメーションファースト思考に取り組んでいる組織の最高幹部は、人とロボットを融合した労働力によって新たな課題を解決する最善の方法を模索しています。
私たちは、すでにオートメーションファースト時代に生きています。そして私たちは、ハイパーオートメーションによって、今日の自動化のスコープがどれほど広がり、どれほどのスピードになる可能性があるかを理解することができるのです。
ハイパーオートメーションの1つの側面は、自動化のスコープが拡大し続けることです。ハイパーオートメーションの領域に踏み込むには、さまざまな機能を活用して複雑なプロセスを自動化する必要があります。真のエンドツーエンドソリューションが求められるのです。UiPathのプラットフォームは、ハイパーオートメーションの目標を現実に変えるメカニズムを提供します。
このたび、UiPathは開発者だけでなく、組織全体のユーザーの手元に自動化ツールを提供し、自動化ライフサイクル全体にわたって組織を強化する新製品ファミリーのリリースを発表しました。
当社はこれまで、RPAは実際に一夜にして主流の技術(および業界)になり得ることを説いてきました。しかし、今はまだそこに至る初期段階にあります。来年には、現在より一層高性能になったエンドツーエンドの自動化機能が脚光を浴びることになると期待しています。これはまさに、当社が取り組んできた拡張されたUiPathのプラットフォームの姿です。今では、あらゆる企業が、より広範に考え、多くの従業員を啓蒙して自動化を日常的な思考の中心に据えるよう真剣に取り組んでいるのです。
Chief Marketing Officer (CMO), UiPath
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